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ありがとうって言えなかった

2009-01-12 (Mon) 21:11[ 編集 ]
(長文です。ご了承ください)



金曜日の夜、旦那が血相を変えて仕事から帰ってきました。

私たち夫婦共々仲良くしていた方の奥さんが亡くなられた、と。







彼女のご主人は、国際ライセンスをもったレーサーの方です。
うちの旦那もずっとモータースポーツのレースに、趣味でですが没頭していて、
いろいろお世話になっていました。

  どちらも、自他ともに認めるモーター馬鹿で、
  私は結婚当初から、そのモーター馬鹿加減に悩んでいたんです。
  子どものこともそう。
  レースがある日には仕事を休めと言うし。
  週末は必ず練習のお伴。
  「私ってなんなの???」と泣く日が続いていました。

そんなとき、その奥さんと出会いました。
みんなに「嫁さん」と呼ばれていて、
私も、サーキットでお会いした時思い切って声を掛けたら、気さくに話してくれました。

その後、彼女のブログを拝見して驚きました。
癌を患ってられるとのことでした。当時で29才です。

嫁さんは、周囲にそんなことを感じさせないほど、とっても元気で、優しくて
レースには必ず同行して全国を飛び回り、マシンのメンテナンスもできるほど
旦那さまのレースに協力的な方でした。
いつも旦那さまと同じ方向を見ているようでした。
ご自身のブログで、
治療は一生懸命にならないけど、充実した人生を送るための努力は惜しまない
と、笑いを交えて書いてありました。

嫌々サーキットに行っていた私にはすごく衝撃でした。
こんな生き方もあるんだ、と。

「なんで子ども作れないの?」
「なんで休みの日に休めないの?」
「なんで旦那ばっかり好きなことやってんの?」
と、なんでなんでを繰り返して、今を見ようとしなかった私は
嫁さんの対極にいるなぁと思わずにはいられなかったです。

私も嫁さんみたいになりたい、
旦那が120%の力を発揮できるように、私も没頭してみよう、そう思いました。

彼女のブログで、お互いの旦那のことを愚痴りながら
何度も何度も気持ちを支えてもらいました。

そして、旦那とともに泣いたり笑ったりしながら目標を目指して、
その目標を達したある日、「子ども作ろうか」と旦那が言ってくれたんです。

そう言ってくれた旦那に感謝しながら、気持ちの半分は嫁さんへの感謝でした。


いつか、嫁さんにありがとうを言おうと思っていました。
夫婦で気持ちを合わせる喜びや幸せを教えてくれてありがとう、と。
だけどいざ伝えるとなると、気恥かしさが先に立って、後回しになっていました。

彼女のブログが更新されなくなって、一年。
最後の記事に、正社員で働けるかも・・・と書いてあったので、
てっきり、仕事やレースで忙しくしているんだろうと勝手に思っていました。

なのに・・・

こんなに助けてもらったのに、私は嫁さんに何もできなかった。
感謝の気持ちさえ伝えられなかった。

悔しいです。

本当に悔しい。

伝えたいことをいつでも言えると思ったら大間違いだ、とよく言うけど
本当にそうだった。


そして、生を願う自分と、彼女の死と、今頭の中で並んでいて
とてもとても複雑な気持ちでいます。

人が生を受けて、いずれは旅立っていく。
当たり前のことだけど、
産まれるっていうこと、命が絶えるってこと、すごく重いです。




この三連休、嫁さんのことばかり考えていました。
なんども彼女のブログを読み返しました。
何度も何度も泣きました。


今さらだけど、天国の嫁さんに届くかな。

嫁さん、ありがとう。
辛いことも痛いこともなく、ゆっくり休んでね。。。


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